近しい人・友達が「うつ病」になってしまったら
今回は「実際に接してみてわかった・うつ病の話」です。
近しい友人がうつ病になってしまったので、自分の勉強のためにも記事にしてみることにしました。
うつ病の人の気持ちを少しでも分かれるようになればと思っています。
なんか今日。えらいマジメ。こんな日があってもいいじゃない。ぶろぐだもの。
うつ病の症状について・プチでも見逃すなかれ
さて。まずはうつ病の症状について書いていこうと思いますが、うつ病に限らず病気の症状というものは個人差もありますので、ここでは代表的な例を挙げていこうと思います。
ちなみにイチローの友達は「朝が地獄のようにツライ・・」と言っていました。
もともとの性格もあるでしょうが、日本って国の人たちは自己肯定感の希薄な人間が多い気がするので、周囲が症状に気付くのが遅れがちなように思う。
うつ病(うつびょう、鬱病、欝病、英語: Clinical Depression)は、気分障害の一種であり、抑うつ気分、意欲・興味・精神活動の低下、焦燥、食欲低下、不眠、持続する悲しみ・不安などを特徴とした精神障害である[2]。
Wikipediaより
ここにあるように、うつ病の症状の大半は気分障害であることが分かる。
持続した気分障害の後、身体に悪影響が出るといった流れですね。
何をしても気分が晴れずに、今まで楽しめていたものが楽しめない・・・
そして持続する不安と焦燥。挙げ句の果ては睡眠障害。これはツラそうです。ワンオペ育児くらいツラそう。
睡眠時間の不足でいとも簡単に人間の人格は崩壊するのをイチローは知っている。
しかも精神疾患の場合、身体のケガみたいに見えるものじゃないから周囲も普段と同じようなパフォーマンスを病人に求めてしまう。
うつ病の症状とは無理して頑張っていた人生の期間のしわ寄せが、利息付きの請求で心身の不調で現れる形なのだと考える。
自立心が強い人はなんでも一人でこなそうとしてしまうし、能力がある人は無理が効いてしまう。
責任感の強い人の方がうつ病を発症しやすいって話はこれが原因と言えそう。
うつ病の原因について・初期が大切なんやって
さて、ここからは具体的に何が原因で「うつ病」になってしまうのか?という点に絞って考えていこうと思います。
うつ病の原因についてはよく「ストレス」でひとくくりにされてしまうことが多いのですが、
ここで言うストレスというのは心や身体にかかる負荷によって脳内の伝達物質が減少することを指します。

うつ病になる仕組みはまだ完全には解明されていませんが、
神経伝達物質の中のモノアミン類(セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンなど)
が関わっていると考えられています。
「ストレスを溜めない」それができれば苦労しない気もするけど、人によるから難しい。
ただ休んでいるだけだと、余計に自分を責めてストレスが溜まる人は意外に多い気がしている。
単純に仕事がプレッシャーやストレスになっているのであれば、休めばいいし・・
仕事で達成感を得られ、自己肯定感を築く場所なのであれば続けるべきだしって感じ。あくまでも無理のない程度に。
うつ病ってやつは、自分を嫌いになってしまうことも大きな特徴の1つです。
そういう自己肯定感の低さは、自傷行為などで表面化しないと周囲には伝わりにくい。
自分のことも他人と同じように大切にできたら理論的にはうつ病による自殺は無くなる。
人間の生きるエネルギーはダムによく例えられる。
ダムは水がなくなると、底にあった色々な汚いもの(自分の過去)がよく見えてくる。
水(エネルギー)を貯めるにはただ時間が経つのを待てばいい。
出来るなら自己肯定感を得るか、小さくてもいいから達成感を感じる事をする。
うつ病には時間がなによりもの薬だと言われているのはこれが理由。
ちなみに自傷行為の理由・原因は自己肯定感の低さと、心の傷を目に見える形にして自分を納得させる意味があるらしい。
血になって可視化出来るようになった「痛み」に心の傷を重ねている。
「痛み」にはその痛みを可視化するための「血」というものが必要なのに心の傷には血が流れない。
心の傷に身体的な傷を重ね合わせて納得し安心を得たい。それが結局はリストカットやあらゆる自傷行為の源泉なのだと考える。
うつ病の種類・それぞれの症状について
ここからは「うつ病の種類」について勉強してみようと思います。
といっても基本的なうつ病は、抑うつ状態のみの「うつ病」と、抑うつ状態に躁状態がおり混ざる「双極性障害」の2パターンになります。

抑うつ気分や物事に対する興味や関心が低下するこころの症状のほかに、
体重の減少、疲れやすい、不眠といったからだの症状があらわれます。
うつ病は正式には大うつ病性障害と呼ばれています。
???って感じだけれど学術的に英語を直訳するとこうなっちゃうみたい。
この図式化したバイオリズムは今まで語ってきたうつ病にピタリと当てはまる。

以前は「躁うつ病」と呼ばれていました。非常に元気がよくなって、
何でもできると思い込む躁の状態と、
抑うつ状態の2つの極端な気分の波があらわれるのが特徴です。
図のようにハイテンションとローテンションを繰り返すのが双極性障害の特徴。
状態によっては普通のうつ病と診断されてしまう事があるので注意が必要ですね。
顔を合わせている時間が長い人ほど気付いてあげられるチャンスがあるので心当たりがある人は気を付けましょう。
躁状態の時は本人は「なんでも出来る!」って思っているから、大胆な決断を躁状態の時にしてしまいがち・・・
その結果取り返しのつかない事態に陥ってしまったり、周囲に迷惑をかけてしまう事も多い状態なんだなぁ。
「うつ病の時は大事な決断はするな」ってのは本当に重要。
うつ病の治療について・ずっと寝てること・うつ病の薬のこと
さて、ここからはいざうつ病になってしまった時の治療の方法について考えていきたいと思います。
とはいっても要約してしまえば「休養」と「投薬」に収束してしまう。
周囲の人たちは『いますぐ力になりたい・・!』って思ってしまいがちだが、植物だって水のやりすぎで根腐れをおこす。焦りは1番の大敵かもしれない。
ということで、まずは大切な「休養」について考えていきましょうか。
まずは自分の仕事を放り出して休養するっていう選択肢を頭の片隅に入れるところからうつとの戦いは始まる。

バッテリー切れのスマートフォンは決して気合や叱咤激励では動かないことを理解しましょう。
元気を充電すること(休養すること)がなにより必要です。
先にも話したように、真面目な人ほどうつ病になりやすいのは普段から手を抜く事が出来ないから。
「うつ病」と診断されたら身体がアラームを発していると考えるべきだ。
自分が壊れてしまっては意味が無い。
時間のロスは健康であれば取り戻す事が出来ます。
休養中は人生の自習期間だと割り切って、普段やれなかった事に思い切って取り組んでみるのも良いだろう。
そんな気力が無い人はただ寝てるだけでもいい。
自分の責任を思い切って減らす方向にシフトしていく事が休養には1番大切なように思う。
次は「投薬」による治療について。

症状によって使い分けますが、主に抗うつ薬、抗不安薬(安定剤)、睡眠薬
(睡眠導入剤)の3つが中心となります。
たいていのうつ病の症状で出てくるのが夜の睡眠障害なので、眠剤が処方される事は多いようです。
他には抗うつ剤・安定剤といった種類の薬で、実際に飲んだ人の感想を聞くと頭がフワフワする感覚があるらしい。
車の運転などを制限される薬剤が多いのが特徴ですね。ドライバーさんは要注意。
抗うつ剤などの向精神薬は脳の伝達物質に作用するので、飲み始めなどは特に焦燥感や衝動性が強まる事が多い。
飲み始めでなくても長く続く眠気や頭痛、めまい、食欲不振に悩まされる人も多いので、よほど合わないのであれば主治医に相談する事にしましょう。
でも自分の判断で飲んだり飲まなかったりは厳禁。
大概こういった脳の神経物質に関与する薬は、飲み始めの頃の容量と飲み終わりの頃の容量はゆるいカーブになっている。
急激な作用をしてしまうと身体に負担がかかってしまうからです。
なので、もし自分でうつ病を寛解したと感じても勝手に薬を飲む事を止めないようにしましょう。
頼れる主治医が居なければセカンドオピニオン探しも、うつ病との戦いには大切な事です。
うつ病の気持ち・「永田カビ」や「うつヌケ」から学ぶ
ではここからはうつ病患者の気持ちについて勉強していこうと思います。
ネットなどを調べているとたくさんのうつ病患者の人達の声を聞く事ができるし、最近ではわかりやすく漫画やエッセイなどでうつ病を語る人も増えてきている。
今日は参考としてメンヘラ漫画家の”永田カビ”さんの「1人交換日記」と、わかりやすい”うつ脱出方法”を描いた人気マンガ「うつヌケ」を引用して話を進めていこうと思います。
どちらも勉強云々抜きにして面白いマンガだからオススメですよ〜。
最近何もかも憂鬱で、
急に不安になる、
悲観的になって泣く、
些細なことにもすぐイライラしたりと、
感情のコントロールが利かないです。
Yahoo!知恵袋より
Yahoo!知恵袋などを見てみると、うつ病に関しての悩みを沢山発見することができます。

ずっと求めてきたはずの幸せが今、まさに注がれているのに
私は穴の空いたバケツかふたのしまったビンのようで、こぼれていって空っぽのまま。
うつ病といえばこの人「永田カビ」さんです。
レズ風俗のレポで有名になった筋金入りのうつ病患者。この人のエッセイ作品やマンガはうつ病を理解する上で非常に参考になります。

手を伸ばしても摑まる先がどこにも無い。
溺れて死ぬ人が空気の無いことに気づく絶望は、もしかしたらこれに似た感覚なんじゃないかと思う。
本当にツライ状況にいるときの患者さんはこんな心情なのだろうか・・・

買う物の色がやたらとハデでした。
なんかわかる気がする・・・景色がモノクロに見えてしまうってこういった弊害があるんだね。

脳と身体は主従関係にあるんじゃなくて同格なんですよ。
これはいい話。
脳も臓器の一部。脳を強制的に休ませて身体のしたいようにさせてやる事は、精神疾患全般に効果がありそうです。
脳だって毎日毎日頑張ってたら疲れるのです。糖分は世界と脳を救う。チョコ食べよ。うんめっ。
うつ病について・考察まとめ・健常者とは誰だ
ってなわけで今回は「うつ病」に関してなんだかマジメに勉強してきました。俺ってほんとえらい。
まとめてきたように「うつ病」の原因は自己肯定感の低さや、連続するストレス、過去のトラウマなど多岐に渡ることが理解できた執筆だった。
どんな人間でもたまには他人と比較することをやめて自分自身の心の声に耳を傾けなければいけないと感じた。
この問題については後日もうちょっと踏み込んだ形で書ける日が来るといいな。
今日はこんなところで。最後まで読んでもらってありがとうございます。おやすみなさい。


コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 以前も取り扱った題材ではあるのだけれど、前回は「うつ病ってこんなもの」みたいな記事だったので、 […]